世田谷区の「ふるさと納税」の返礼品として、井の頭線の廃材を用いた「カードスタンド」を製作しました。
本作は「トロリー線」と呼ばれる「電車の導線」を使用しています。トロリー線は、底を菱形の集電装置「パンタグラフ」が接触することで、電車へ電気を供給しています。パンタグラフとの摩擦により底が削られ、円形から徐々に「カマボコ状」へ変形することが特徴的で、本作ではその「安定感」を活かしカードスタンドを製作するに至りました。
金属の中でも色の変化が顕著な「銅」の素材を活かし、経年変化が楽しめる「無垢」に加え、酸化と熱のみで着色した「荒らし(茶)」「黒染め(焦茶)」「緋銅(赤)」「緑青(ターコイズ)」の5色のカラーラインナップとなっています。「無垢」は手垢などにより色の変化が強まりますが、気になるようでしたら市販の「金属用クリーム」などで磨くことで元の輝きを取り戻すことが可能です。


